寒からまくに

万葉集 巻一 一一四 一一五 一一六 但馬皇女

巻二 二〇三 穂積皇子
現代語作詞・作曲 風香



空から舞い降りる ひとひらの雪
差し出した手の中で 淡く消え行く
はかなき命 思い出すのは 僕だけを見つめていた君のおもかげ

 
 
秋の田の 穂向きの寄れる片寄りに 君に寄りなな 言痛くありとも
秋風に靡く稲穂のように あなたにだけ心寄せる

会えない日々は 不安だけが募る思い  Uh~ Ha~
切なくて 苦しくて 止められないこの思い
突き刺さる人言(ひとごと)がどんなに辛くても
月読み(つくよみ)の光頼りにあなたの元へ駆けてゆく
あたたかなぬくもり求め

後れ居て 恋つつあらずは追い及かむ 道の隈廻に 標結へ我が背
片時も離れられない心は あなたの標結追いかける

人言(ひとごと)を繁み言痛み(こちたみ)己が世(おのがよ)に 

いまだ渡らぬ朝川渡る
夜明け前 月の光だけが優しく私に降り注ぐ
会えない時間 不安だけが募る思い  Uh~ Ha~
冷たくて 凍りつく 身も張り裂けそうな
朝川だとわかっていても
突き刺さる人言(ひとごと)がどんなに辛くても
いまだ渡らぬ朝川渡る

冷たくて 凍りつく 身も張り裂けそうな
朝川だとわかっていても
切なくて 苦しくて 止められないこの思い
いまだ渡らぬ朝川渡る



気がつけばひとひらの雪は 降り積もる雪に変わる
遥か吉隠を 見さけませば

今更ながらに 君を偲び 頬伝う涙
  
降る雪は あはにな降りそ吉隠の 猪養の岡の寒からまくに
寒からまくに

 

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