山隔(へな)り

月見れば 国は同じぞ 山隔(へな)り 愛(いと)し妹は 隔(へな)りたるとも            万葉集巻十一 二四二〇 寄物陳思

 

風香意訳)

夜空を見上げて月をみていると、(同じ月をみているであろう)君と同じ国に住んでいるって実感できるのに、目の前には高い山が隔たって愛しい君との距離を感じる。この山の向こうには君がいるというのに、、、。

 

1300年も前も今も男女の関係は同じ感性だったんだなって思わせる1首です。

そうはいっても、現代ではいつでもどこでも携帯電話でつながることができるのですからこういう感性は失われつつあるのかもしれませんね。二人の心の距離感という意味では、万葉の時代はずっと心寄せることができていたように思います。

 

2011年10月27日 風香 Wrote

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